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笹幸恵
2020.9.20 14:24配信動画

『軍トリ』#49の感想をいただきました。

現在配信中の『軍事トリビア』、ナウル守備隊の
戦後に悲劇について取り上げています。
門下生のふぇいさんが感想を寄せてくださいました。

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ナウル共和国はリン鉱石が多量にある
「働かない人々が住んでいる島」というのは
前から知ってて、リン鉱石か枯渇し収入がないけど
国民が働くことを知らないから国が成り立たないよな。
大変だという認識でした。

そこに当時旧日本軍の守備隊がいたのは存じませんでした。

戦闘にはならずに空爆があり、
そのまま終戦
その後連れて行かれた収容所での悲劇は...
笹先生の読まれた手記は、戦場でないにもかかわらず
ひどいですね。
健康な方がバタバタ倒れていく感染症の恐ろしさとともに、
戦後の悲劇(首実験、戦犯、占守島の戦い)は
語り継いでいかなくてはと思いますし、
新型コロナで怖がってる今の日本人は
英霊にどんな顔したら良いのかと
複雑な気分になります。

ナウルで戦死された笹先生の親戚の方の
ご冥福をお祈りいたします。
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ナウル島のこと、知っていらしたのですね~。
ときどきハチャメチャな国ということで
バラエティ番組に取り上げられることがありますが、
そこに日本軍がいたのだということはまず紹介されません
(知らないのか、知っててスルーなのか・・・)。

この島で戦死したのは母の従兄弟、
私にとっては従伯父にあたります。


日本軍の統治と戦災から立ち直り、独立国となったナウル、
リン鉱石でものすごく裕福になったものの、
働くことを知らず、多くの人が糖尿病になってしまったナウル、
マネーロンダリングとオーストラリアから押し付けられた移民で
わけがわからなくなっているけど、
人々は使われていない漁港をプール代わりにして
のどかに遊んでいる・・・。
カオスです。
このカオスが、何とも言えず、ナウルの魅力です。

その島で米軍の艦砲射撃と飢餓に苦しめられた日本軍、
そして戦後、守備隊に待っていた、さらなる過酷な運命とは・・・。

軍事トリビア、ぜひご覧ください。


軍事トリビア#49 ナウル守備隊 知られざる感染症の悲劇

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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